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「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

2 真実は人を傷つけるもの?

寂光・・・真実は人を傷つけるもの?

 『うつ』「ひきこもり」なので、ネットで注文する宅配してくれるスーパー・マーケットを利用することがある。
 1回の注文額1,500円未満だと別途70円の手数料がかかる。
 だから。
 何時も1,500円~1,600円の範囲で注文・・・
 なんてセコイことをしている。

 そのスーパー・マーケットにはもう一つ嬉しい処がある。
 宅配の時「資源ごみ」を回収してくれるのだ。

 「ひきこもり」をしていると・・・。
 毎週決まった曜日に回収される「燃やすゴミ」「燃やさないゴミ(プラスチックなど)」は、次回回せる
 でも。
 隔週で回収される「ペットボトル」「新聞・ダンボール」なんて、『うつ』で動けない時なんか「出せず」に溜まってしまうことが多い。

 そういうとき。
 ワザワザこのスーパー・マーケットに注文したりする
 ・・・1,600円以内で

 先日、久しぶり部屋を掃除したら。
 「お~いお茶(特価1本148円:2リットル・ペットボトル6本入)」ダンボール箱新聞紙が出来た。
 と云っても「小山」「丘」くらいだったので・・・。
 「宅配用設置ロッカー」に押し込んだ・・・すこおし強引に

 すると。
 「出し入れに苦労する程、1度に出さないで下さい・・・」
 って置手紙が残されていた。

 入れるのに、あれ程苦労したんだから・・・。
 出すのは屹度(きっと)大変だったんだろう・・・とは思った
 でも。
 すこおしムカついてしまったので、
 置手紙に記載されていた「お客様サービス・センター」電話した。
 すると。
 後から責任者恐縮して電話してくれた
 ・・・返って落ち込んでしまったのだが。

 未だ元気な時など気に入らないことがあると必ず相手に釈明を求めた
 まあ。
 「下らない事」良く腹を立てるオッサンだったのだ。

 でも。
 最近は、すこおし遠慮していた
 相手謝罪させたり、強引にコチラの言い分を通したりすると・・・
 ・・・非常に後味が悪い

 「得る」のは所詮、「自己満足」でしかなく、
 それよりも事後の「自己嫌悪」の方遥かに大きい
 って漸く気が付いたからだ。

 ただ。
 今日非常に機嫌が悪かった
 おばあさんと話をしていると・・・。
 「猫を如何にかできない。ミンナ困っているよ」
 なんて急に言い出したからだ。

 まあ。
 日頃から全く近所付き合いをしない私も悪いのだが・・・。
 「ミンナ何か人に迷惑をかけて生きてんだ。」
 「アンタが長生きしてるだけで地球環境を悪化させてる。」
 なんて・・・ことを考えて怒りを抑えた

 その時の私には・・・
 「コーヒーは如何ですか?」
 のマクドナルド・スマイル張り付いていたことだろう。

 人と話をする時
 極力、相手を傷つけない様に言葉を選ぶ
 公務員の職業病である。
 「感情のない微笑み」マクドナルドだけの専売特許じゃない
 そうして。
 出来るだけ「婉曲(えんきょく)」に物事を伝えるように努めてきた

 でも。
 「理解できない人」が矢鱈(やたら)に多いし・・・。
 「理解したくない人」には何を言っても無駄
 ってことにも気は付いていた

 相手「優しさ」を求め
 そして「優しい」人は多い
 でも。
 それ自分の「怯懦(きょうだ)」を隠す仮面である場合が多い

 自分が傷つきたくないから
 自分が嫌な想いをしたくないから
 「優しく」振舞っている
 相手にも同じ「優しい振舞い」求めてしまう

 そうして。
 「鬱屈(うっくつ)」してしまうんだろう

 『真実』に温度なんてない
 「温かさ」「冷たさ」なんて・・・
 所詮自己満足のセンチメンタリズムに過ぎないのだろう。

 自分「優しい」とか、
 誰々「優しい」とか。

 屹度、真実は何も伝わっていない
 互に錯覚した生温い「虚構(きょこう)」の中で、
 息を殺して生きている

 「冷たく」して
 から「冷たく」されて
 初めて『真実』が見えてくる気がしている

 元々『真実』なんて人を傷つけるものなのだ。
 そう覚醒(かくせい)して・・・
 初めてホントの「優しさ」が判るって気がしている


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